校長の道徳授業

若者よ、日本の未来を背負って立て!

2014.01.03

人は皆幸せになるために生まれてきて幸せになるために生きていくのです。しかしなかなか幸せになれないので、多くの人が苦しんでいます。それは「幸せとは何か」「どうすれば幸せになれるか」がわからないか間違って認識しているからです。この人類の永遠のテーマに少しでも近づける内容を提供したいとの思いで、私の人生経験などから得た私なりの考えを、過去20回にわたって述べてきました。その結論がこの最終回ということになります。

 私は、今の日本と日本人は、全体として大変不幸な状態に置かれていると思っています。政治や経済が混迷を極めていることは憂うべきことですが、そのような現象面を指して言っているのではありません。もっと根本的な「戦後の日本の本質」から派生している問題なのです。

 現代人は自分が何者なのかわからなくなっているとはよく言われることです。「自分探し」が社会現象ともなっています。しかし探せば探すほどわからなくなるのです。これが「国民の不幸」の根源だと思うのです。自分が何者かわからなければこれは苦しいですよ。このシリーズを通して訴えたかったのはその問いに対する回答でした。そして今日はその結論です。

私たちは日本人です。それは誰でもわかる。しかし、では日本というのはどんな国なのか、そして日本人とはどんな歴史と伝統と文化を持った民族なのかという設問になると、多くの国民がわからなくなるか、否定的な回答しか浮かんでこない。たとえば「侵略的な民族だ」とかネ。日本とはどういう国なのかということについては不十分ではありましたが、昨年の11月号の「国民のきずな」12月号の「日本の国柄」、本年1月号の「日本の文化」そして先月号の「日本の建国の理想」の中で書いてきましたから少しはわかってもらえたと思います。では日本人とはどんな民族なのでしょう。

実は、私だって若いころは、全くわかっていませんでした。だって学校ではいわゆる「戦後教育」ですから、日本のことやその歴史は否定的に教えられてきた世代ですからね。しかし心の奥のほうで何か違うぞという違和感は、ずっと感じていました。それが、霧が晴れるように、ある時期からその違和感の正体がわかり、日本の本当の姿と歴史の真実が見えたのです。それは海外でのことでした。24歳のときに青年海外協力隊に参加し、2年間、マレーシアで柔道指導に従事したときのことです。

マレーシアの人々は日本人である私に、「日本のおかげで、戦後マレーシアはイギリスから独立できたのです。ありがとう」と異口同音にいうではありませんか。最初のころこそ半信半疑でしたよ。しかし、ラティフというインド系マレー人の警察幹部から目を覚まされました。彼は、マレーシアに来る日本の若い旅行者を見かけると片端から声をかけて、大東亜戦争や天皇陛下について質問をすることを生き甲斐みたいにしていました。その彼が私に悔し泣きしながら訴えるのでした。「ミスターノダ、日本の若者はなぜ自分の国の歴史を知らないのだ。日本が、大東亜戦争でアジアの国々を、イギリスなどの西欧列強の植民地支配から解放するために戦ってくれたおかげで、マレーシアはじめアジア各国はもちろんのこと、世界中の植民地だった有色人種の国々が、独立を果たし、結果的に植民地時代というおぞましい人類の歴史にピリオッドを打ったということへの、日本人としての誇りを、私は聞きたいのだ」「それが何だ。みんな口を開けば悪いことをしましたといって誤ってばかり。日本では歴史をどんなに教えているのだ」

彼のこの嘆きを聞いて改めてマレーシアの人々のあの感謝は本物だったんだと理解したのです。そして、日本人とは人類史において人種差別に基づく植民地時代を終わらせた凄い歴史を持つ民族なんだということがわかったのです。

戦後は、アメリカを中心にした占領軍による占領政策から始まりました。その基本目標は、日本を再び立ち上がれないように弱体化することでした。そのために日本の歴史を全て否定し、日本人としての誇りをもてなくなるように全ての政策を断行したのです。これこそ私が感じていた違和感の正体だったのです。戦後まかり通ってきた「日本悪者の歴史観」は、つくられた嘘の歴史だったのです。

私は幸いに、日本が侵略したと教えられていたそのマレーシアにおいて、歴史の真実はその反対であって、日本が戦ったのはマレーシアなどアジアの国々を何百年もの長い間、侵略し植民地として支配し、奴隷のごとく、牛馬のごとく搾取しこき使ってきた欧米列強国であったこと。そして、その目的は、アジアのこれらの国々の人々をその人種差別に基づく支配から開放するためであったことを、現地の人々の感謝の中で知ることが出来ました。

しかし戦後日本人の多くは、間違った「嘘の歴史」を信じ込まされ今日に至りました。

その結果、私たち国民が日本人でありながら日本がわからず、日本人である自分に喜びも誇りももてなくなったのです。人間にとって最大の幸せは、国民としてのきずなの実感や歴史との一体感なのです。それは日本人だけではありません。どこの国の人々だって同じです。だって自分が生まれ育った国のことがわからず愛情も誇りももてなかったら、誰だって心の最も深いところで自己否定に陥ってしまいますよ。幸せというのは自分を肯定しなければ得られないのです。

このポプラ通信が皆さんの手元に届くころは、卒業式は終わっています。卒業生の皆さんに心から卒業おめでとうと祝福の言葉を贈ると共に、勇志の卒業生となった君たちに、歴史の真実と日本の国のすばらしさに目覚めて、「戦後」は65年で終わったと、後世の歴史家から評価されるようにしてほしいと願ってやみません。

 在校生の諸君は、あと1年ないし2年の在学中に、しっかりと自分自身が何者であるかということを学んでほしいと思います。


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