校長の道徳授業

青い鳥を探して4 「君の『思い』が君を創造する」

2011.10.03

前回は挨拶一つで人生が好転するという話をしました。そんなこと信じられないと言いたそうな顔をしているよ。ではなぜそうなるのかもっと突っ込んだ話をしましょう。

挨拶は言葉ですね。「思い」が言葉になって挨拶となる。その言葉や思いには大きなパワーがあるという信じがたいほど不思議な話です。

人は誰でも何気なく言葉で会話をし、無意識の内に、しかも睡眠中をのぞいて一刻の空白もなく、のべつまくなしにいろんなことを考えています。一説によると人は一日平均して6万回思考するそうです。

その言葉や思考に大きなパワーがあるとしたらどうでしょうか。しかもそのパワーが自分の人生の全てを創造しているパワーだと言ったら君は信じますか? まずそれを信じるか信じないかは抜きにして、今からの話を聞いてください。その上で君自身が信じるか信じないかを決めればいい。

まず君の周りにあるものなんでもいいから、それがどうやって今の形になってできてきたかを考えてみよう。君が今座っている机と椅子でもいいや。最初にこういう机と椅子を造ろうと思った人がいて、設計図を描きます。次にその設計図を見て材料を加工する人がいます。次に加工されて出来上がった足の部分や机の面の部分などを組み立てる人がいます。最後にニスを塗ったりする仕上げの作業をする人がいて完成です。いろんな人たちの手を経て出来上がったわけですが、最初にこのようなものを造ろうと思って設計図を描いた人の思いが現実に形となってあらわれたのがその机と椅子です。絵画や彫刻などの美術品は、芸術家の心の中のイメージ(思い)が形や色に表現されたものですね。

このように見ていくと、君の周りにあるものは例外なく誰かの「思い」が形になってあらわれたものだということに気がつきます。形のあるものだけではありません。形はないけど音楽や小説なども作曲家や小説家の心の中の思いが表現されたものです。それだけではありません。例えば君が怒ったり泣いたり笑ったりすしますね。人間は感情をもっていますから当然です。その感情に形はありません。音楽のように音もありません。小説のように文字で書かれてもいません。しかしその君の抱いた感情は確実に君の周りの人に伝わり変化をもたらします。もちろん自分自身に対してもいろんな変化が現れてきます。

この世の形あるもの無いもの、出来事全ては人間の「思い」の結晶ではないのかという考えを持つ人々が、長い人類の歴史の中でたくさんいました。そして宗教や哲学などとしてその考えが伝えられてきました。

一方、「物質」こそ実在だとしてその構造や運動法則などの研究が進められてもきました。それが自然科学という学問ですね。そして科学は大きく発展して、人類は未曾有の便利で豊かな文明社会を作り上げてきました。

ところが、その最先端の科学である「量子物理学」の研究が進んで、この世の中の全ては「思考」によって創造されているということが分ってきたのです。

さあ、大変な時代になってきました。世の中の本当の仕組みが分ってきたのですからね。今まで「モノ」が全てと思ってきた考えは吹っ飛んでしまって、「こころ」が全てという時代になるのです。そして「こころ」の研究が進んで今までと全く違う文化や文明が花開く時代になると予測されているのです。

その「量子物理学」で明らかになったのは、人の「思い」や「感情」にはエネルギーがあるということです。電波のように波長を持ったエネルギーを発するというのです。波長を持つエネルギーは同じ波長と一緒になろうとします。だから君が怒るとその波長が同じ怒るという波長を集めてさらに怒りたくなる現象を作ってしまうというわけです。反対に「ありがとう」という感謝の感情を持つと、感謝の波動が発せられて多くの感謝の波動を集める。その結果さらに感謝したくなる現象が作られるというわけです。

君はまるで「テレビの放送局」みたいなものだな。一日6万回もいろんなことを考えてはいろんな電波(波長)を出して宇宙に放送しているんですね。そして君が出したいろんな波長の電波は、それぞれ同じ波長の電波と一つになってパワーを増大して、君の人生に現れてくるというわけだ。だから君の心が放送局なら、君の人生はそれを受信してブラウン管に映し出すテレビそのものといえば分りやすいかな。

後ろ歩きや横歩きが癖になってマイナスの連鎖に陥っているということは、君の心がマイナスの電波を発信し同じようなマイナスの電波を集めて自分の人生に映し出しているということ。それが明るく元気に心を込めた「挨拶」ができるようになると、6万回の思考のマイナスの波長が強力なプラスの波長の電波に打ち消されて、思考全体がプラスに変化していくのです。そして多くのプラスの電波を引き寄せて、君の人生というブラウン管に映し出されるというわけだ。マイナスの思考よりプラスの思考のパワーのほうがずっと強力だから、挨拶によって出されるプラスの波長がそれよりずっと多いかもしれないマイナスの波長を消してくれるのです。その結果、挨拶だけで人生が好転するのです。

さあ、この話を君は信じますか? 信じませんか? 私にできることは君にこの話をするところまでです。それから先は、君自身が判断することです。もちろん、にわかにそんなこと信じられないという君でも、果たしてどんな結果が出るか「挨拶」だけは試しにやってみることはぜひすすめたいと思います。ただし「下手な挨拶」ではだめだよ。先月号を読み返して「上手な挨拶」をするんだよ。


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