校長の道徳授業

青い鳥を探して7 「幸せは 感謝の数だけ やってくる」

2012.01.30

平成24年初めての 道徳ブログですね。

通信制高校である本校では日本全国に多くの生徒が在籍していますが

なかなか面会する機会も少ないこともあります。そこでこのようにブログ形式で皆さんにメッセージを送っています。

さて今回は新年にふさわしいテーマにしました。「幸せは感謝の数だけやって来る」です。

まず例え話をしましょう。

君が、母の日にお母さんに1本のカーネーションをプレゼントしたとしましょう。お母さんはそんなささやかな贈り物でも「ありがとう」といって涙を流さんばかりに感謝されます。すると君は嬉しくなってもっとお母さんが喜ばれることをしてあげたくなりますね。それはお母さんの感謝の心がさらに感謝したくなることを引き寄せる力を発揮したということであり、君にとってはお母さんが喜ばれるのを見てお母さんよりもっと幸せな気分になったということです。

その反対に、君が友達から意地悪をされて嫌な思いをしたとします。すると君はその友達に対して感謝の反対の心、つまり恨みや怒りを持ちます。するとどうなるかというと、不思議なことにもっと恨みたくなることや怒りたくなることが次々に起こるのです。意地悪したその友達は君よりもっともっと嫌な結果を招くことになります。

不平不満も同じです。今流行のあの服がほしいけどお母さんが買ってくれないといって不平不満ばかり言ってごらん。お母さんは意地でも買ってあげたくなくなります。もしそれを買ってもらっても、次々に今度はあれが欲しいこれも欲しいといって、それがかなえられないといっては不平不満を言うことになるのです。それは不平不満の心が、君にもっと不平不満を言いたくなる結果をもたらしたからなのです。ですからそんな人は、不平不満で愚痴ばかり言って人生を終わってしまうのです。

大事なことは、ないことに不満を持つのではなく、君が今持っているもの、今あるものに感謝することなのです。感謝するともっと感謝したくなるものを君は手にすることになります。それは、君のその感謝の心が持っている強力なパワーで、もっと良いものを引き寄せるからなのです。

感謝の心は強力なプラスのパワーですからプラス(幸せや豊かさ)の状況を作りますが、不平不満や怒りや嫉妬、または恨みなどの心はマイナスのパワーですから、マイナス(不幸や不足)の状況を創造するのです。

君にお年玉代わりに良いことを教えてあげましょう。幸せになる簡単な方法です。

今、君の周りにあるものやおかれている状況の中から、何でもいいからまず一つ感謝できることを探してください。そしてそれをノートに書く。するともっと書きたくなるからもっと感謝できることを探す。それだったら誰でもできますよね。だまされたと思って実行してごらん。幸せは君が書いた感謝の数だけやって来るのです。

今、君が欲しいものは何ですか?

新しいブーツ?

しかしお母さんが買ってくれないのか。なるほど。

そんなときは、ブーツを持っていないことを思うのをやめて、他の履きやすい靴を持っていることに感謝すればいいよ。持っていないことに心の照準を合わせていると、不平不満ばかり出てきてもっと持っていないという悪い結果を創造してしまう。持っていることに心の照準を合わせることが大事なのです。すると感謝できる。その結果、欲しいと思っていたものを手にすることができる。持っている状況を創造するという訳です。

人生には2つのタイプがあることに気がついたと思います。一つは、いつも不服ばかりでクラ~イ愚痴愚痴(グチグチ)人生。もう一つは、何にでも感謝感謝で輝くニコニコ人生。

さあ、君はどちらの人生を選ぶかな。それは私にも君のご両親にも、誰にもできない選択なのです。それができるのは「君」だけです。そしてどちらを選ぶのも君の自由意志に任せられています。

そうか。やはりそうだよな。誰だってニコニコ人生が良いに決まっている。それなら今日から早速実行だよ。まず君が今持っているもの、何でもいいから感謝できるものをノートに書きましょう。それから今の君のおかれている環境、勇志の生徒であることだって良いし、家族がいることでもいい。探せばいくらでも感謝できることがあることに君はびっくりするはずです。ただそれだけで良いのです。ノートに書いた感謝の数だけ幸せがやってくることを忘れずにね。

書きましたか。

よかったね。これで君の人生はニコニコ人生に大きく舵(かじ)を切ったことになります。この感謝日記を続けていくと、君の人生には素晴らしい幸せがあふれるくらいに待っていることでしょう。

君のその輝く人生に祝福を贈りましょう! そして君との出会いに心からの感謝を贈ります。

「ありがとう!」


関連記事

カテゴリー

アーカイブ

勇志国際高等学校への
お問い合わせはこちら CONTACT

お電話でのお問い合わせ 0120-5931-35

line

お電話でのお問い合わせ 0120-5931-35

お電話でご相談の方は
下記番号を押してください。

お電話お受付時間

平日 8:30~17:30

イメージ