✏️スクーリングとは?通信制高校で「登校する日」に何をするのか
「通信制高校なら、毎日学校へ行かなくてもいいと思っていた。でも、スクーリングはあるんですよね?」
「今の学校にも行けていないのに、通信制高校で登校できるのか不安です」
通信制高校を検討している本人・保護者にとって、「スクーリング」は気になる言葉の一つです。
通信制高校は、一日も登校せずに卒業できる仕組みではありません。一方で、全日制高校のように毎日登校することを前提としているわけでもありません。
この記事では、スクーリングとは何か、学校によって日数が違う理由、参加できなかった場合に確認しておきたいことを整理します。
🏫 スクーリング=「面接指導」
通信制高校で一般に「スクーリング」と呼ばれているものは、法令や高等学校学習指導要領では「面接指導」と呼ばれます。
レポートなどの自宅学習だけではなく、教師から直接指導を受ける時間を設けることで、通信制高校の学習が成り立っています。
🧩 通信制高校の学習は、4つの組み合わせでできています
文部科学省の資料では、通信制課程の教育方法として、主に次の内容が示されています。
📝 添削指導(レポート)
🏫 面接指導(スクーリング)
✏️ 試験
💻 インターネット等のメディアを利用した学習
そのため、「スクーリングの日数が少ないか」だけで学校を比べるのではなく、レポート・スクーリング・試験・オンライン学習がどう組み合わされているかを見てみてください。
⏰ スクーリングは、何時間くらい必要?
面接指導の標準時間数は、教科・科目によって異なります。
同じ単位数でも、履修する科目によって必要なスクーリング時間は変わります。
また、卒業には各科目の学習とは別に、ホームルーム活動などの「特別活動」への参加が必要です。通信制高校でも、卒業までに30時間以上の特別活動を行うことが、高等学校学習指導要領で定められています。
🤔 なぜ学校によってスクーリングの日数が違うの?
通信制高校では、インターネットなどのメディアを利用した学習を計画的・継続的に取り入れた場合、一定の範囲で面接指導の時間を免除できる仕組みがあります。
そのため、学校によってスクーリングの日数が異なります。また、履修する科目、1日に行う授業数、スクーリングを集中して行うか分散して行うかなどによっても違います。
「年に何日ですか」だけでなく、「どこで、どんな形で、参加できなかった場合はどうなるのか」まで確かめてみてください。
📅 スクーリング当日は何をする?
学校によって異なりますが、科目ごとの授業、ホームルームなどの特別活動、学習状況の確認などを行います。単位認定試験を同じ時期に実施する学校もあります。
人が集まる場所であることは変わりません。人の多い場所が苦手な場合や、教室に入ること自体に不安がある場合は、入学前に当日の人数や会場について聞いておいてください。
💡 いちばん大切なのは「行けなかったらどうなる?」
スクーリングは単位修得に必要な面接指導なので、必要な時間数に届かなければ、その科目の単位を修得できない場合があります。
そのため、学校を選ぶときには「スクーリングが少ないか」だけでなく、体調などで予定日に参加できなかったときの対応まで確かめておいてください。
✅ 学校説明会・個別相談で聞いてほしい5つのこと
1. 年に何日、どこへ行きますか。日帰りですか、宿泊を伴いますか。
2. 体調などで参加できなかった場合、別の日程はありますか。
3. 1日にどのくらいの人数が参加しますか。
4. 教室に入りづらい場合など、相談できることはありますか。
5. 単位認定試験は、スクーリングと同じ時期ですか。
「大丈夫です」という言葉だけでなく、その学校で実際にどう運用しているのかまで聞いておくと、入学後を思い描きやすくなります。
🌱 勇志国際高校・千葉学習センターのスクーリング
🚃 千葉学習センターだけで3年間完結できます
千葉でご相談を受けるとき、よくいただくのが「熊本県天草市の本校へ行かなければ卒業できないのですか」という質問です。
勇志国際高校では、千葉学習センターで行われるスクーリングだけで、3年間の学習を完結できます。
年間のスクーリング日数は5〜7日程度です。千葉学習センターは新松戸駅から徒歩5分ほどの場所にあり、日帰りでの参加が基本です。
遠方から参加する場合などは、必要に応じて学習センター近くに宿泊して通うこともできますが、「熊本県の本校で宿泊スクーリングへ参加しなければ卒業できない」という仕組みではありません。
🏨 宿泊を伴うスクーリングは必須ではありません
熊本県天草市の本校では、宿泊を伴う「スペシャルスクーリング」も行っています。
ただし、千葉学習センターの生徒が卒業するために、宿泊を伴うスクーリングへの参加が必須というわけではありません。千葉学習センターで必要な面接指導を受けて卒業を目指せます。
「泊まりがけなら難しい」という理由だけで、通信制高校そのものを候補から外していただかなくて大丈夫です😊
🗓️ 体調などで行けなかった場合は、日程を組み直します
予定していたスクーリングに、体調などで参加できなかった。そういう日はあります。
そのとき、次の回のスクーリング時期に合わせて日程を組み直すのは学校のほうです。生徒本人に「代わりの日を探してください」とお願いすることはありません。必要な面接指導の時間を確かめながら、別の日程で受けられるように調整します。
年間5〜7日程度と日数が少ないぶん、「その日に行けなかったら終わり」にはしない。そこを大事にしています。
通信制高校の卒業率や、卒業までの支援については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
👀 スクーリングの様子は、入学前に確認してください
日数だけを聞いても、実際の会場の雰囲気は分かりません。教室の広さ、参加人数、授業の様子などは、写真や見学で確かめておくと、入学後との差が小さくなります。
千葉学習センターでは、入学を決める前の見学・個別相談も承っています。本人がその段階で来校することが難しい場合は、保護者の方だけでご相談いただいても構いません。
人の多い場所が苦手、朝が難しい、体調に波があるなど、心配なことがあれば入学前にお聞かせください。その生徒の場合に、スクーリングがどのような形になるのかを一緒に確かめます。
今の高校からの転入を考えている場合、転入時期や単位の引き継ぎについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
運営:勇志国際高等学校(学校法人 青叡舎学院)
本記事の制度に関する記述は、文部科学省「高等学校通信教育の現状について」および高等学校学習指導要領(平成30年告示)に基づいています。面接指導の時間数、メディア利用による免除の範囲、特別活動の時数は同資料の記載によります。スクーリングの日数・会場・配慮の内容は学校によって異なるため、各校にご確認ください。